みかんが光る!?
収穫されてきたみかんってどんな風に出荷されているか知っていますか?
みかんは収穫されるとそのまま段ボールに入れられる!と考えてる人もいるかもしれませんね、、、
そこで今回はみかんの選別作業について書いていきたいと思います。
農家さんが丹精こめて作られたみかんは収穫され、1度選果場という場所に集められます。
そこでは最初に腐りなどが除けられたあと、決められたみかんの規格に沿って大きさ・色・見た目に分けられた後段ボールに箱詰されていきます。
そのあと、皆さんの元に出荷されていくことになります。
でもちょっと待ってください、、、、
大きさ・色・見た目って選別する人が違えばどうしても多少違う規格が混じってしまいますよね?、、、
それに12月の繫忙期にもなると何億何万とみかんが流れてくるなかで腐ったみかん1個を見つけるのは大変です。
以前に紹介しましたが腐ったみかん・カビたみかんを新鮮なみかんと一緒の箱に入れておくと他のみかんもすぐに腐ってしまいます。
では伊藤農園では出荷する前に腐ったみかんをどうやって見つけているのでしょうか?
そこで活躍するのが選果機!
伊藤農園に設置されている選果機では『腐り』『大きさ』『傷の面積』そして『糖度』や『酸度』までも自動で計測し選別してくれるハイテク選果機なんです!
この『腐り』って機械はどんな風に判別してるのか、、、
実は!みかんの腐りって紫外線を当てるとうす~~~~く光るんです!
この光で機械は『腐っている!』と判別しているんです!
なぜ腐ったみかんが光るのか、、
みかんの表面にある油包と呼ばれる部分に含まれる蛍光物質が腐った際にみかんの表面に出てきます。これに一定の波長の紫外線を当てることでみかんは淡く光ります!
この光る成分(蛍光物質)、ポリメトキシフラボン類ということは分かっているようですが正確な成分はまだ詳しく解っていないようです
今後もっと研究が進めば他の果物や食品にも応用されていくかも、、、
「みかんな豆知識」のコーナーで紹介するには、正に豆な知識かもしれませんが、皆さんのもとに安心してみかんをお届けできるようにしている大事な技術なんです
また紫外線を出すライトは『ブラックライト』の名前で最近は100円ショップでも見かけるようになってきました。腐ったみかん以外にもゴマなども光るみたいですよ
身近にある色々な食べ物で実験してみるもの面白いかもしれませんね