みかんって冬のもの?極早生みかんって何?
みかんといえば冬の象徴。カンカンに冷えた体をこたつにつっこみ、テレビを見ながら食べると冬を満喫出来ちゃいます。
ところがどっこい、みかんって冬だけのものじゃないんです。
「はっさくとか夏みかんとか温州みかん以外のみかんの話でしょ?」
ノンノンノン!
温州みかんだって冬以外も食べられちゃいます。その中でも特に早い時期にとれる温州みかん「極早生みかん」について紹介します。
み、緑!!
みかんなのにみどりじゃないですか。みかん=オレンジじゃないんですよね。(極早生みかんでもオレンジ色のものもあります)
極早生みかんは早い時期に出荷するので色はまだ青っぽいんですよね。
でも、身はしっかりみずみずしくて味も香りもみかんです。
ただ、極早生みかんは普通のミカンに比べるとちょっと酸味が強め。でもじょうのう(みかんの袋)が薄くて食べやすいのも極早生みかんの魅力。
酸味のあるみかんが食べたい、早くみかんが食べたいという人におすすめです。
よく勘違いされがちなのが「極早生みかんってみかんを普通より早く収穫したものなんでしょ?」ということ。
色も青みがかったものが多いし、よく食べられるみかんの旬が11~12月に対して、極早生みかんは9月ころから収穫されるのでそう思われがちですが、そもそもの品種が違います。
つまり、極早生みかんにとってはまだ青みが残っているこのころが旬なんです。
極早生みかんはちょっとせっかなみかんなんですね。
一括りに極早生みかんといってもその中でもさらに細かい品種名があります。
「日南1号」、「上野早生」、「宮本早生」、「岩崎早生」、「豊福早生」、「崎久保早生」、「大浦早生」、「高林早生」、「山川早生」など様々な品種があります。
これらの多くは早生みかんの枝変わりで誕生しました。
枝変わりとは簡単に言うと、植物のある枝だけが突然変異を起こすことです。この突然変異した枝を接ぎ木することで新たな品種のみかんになります。
極早生みかんは酸味が強くて、じょうのうが薄く食べやすいのが特徴ですが、品種によってまた少し個性も違いますよ。色々な品種を食べ比べてみても面白いですね。
いかがだったでしょうか。
極早生みかんを知ることでよりみかんの世界が深まりますね。
極早生~晩生まででなんと4~5ヶ月も旬のみかんを楽しめます。
伊藤農園でも毎年極早生みかんは人気をいただいているミカンです。
是非、早生みかんや晩生みかんなどと食べ比べてみてくださいね。
それぞれのみかんの美味しい季節が分からない、時期時期で注文するのがめんどくさいという方には、「みかん定期便」がお勧めです。
毎月、旬の柑橘を自動でお届けします。気になる方はリンクをチェックしてみてね!