みかん収穫のプロが教える!新鮮で甘いみかんを収穫するコツ
今回はみかんの収穫についてご紹介します。
伊藤農園では、どのようにして美味しいみかんを収穫しているのか、その秘訣とこだわりのプロセスを詳しくご紹介します。
収穫時期や適切な取り方、そして美味しさを最大限に引き出すための工夫についてお伝えします。
1.みかんをおいしく保つために
2.みかんの収穫時期は?
3. 収穫の基本!「2度切り」とは?
4.なぜ2度切りが必要なの?
5.伊藤農園での柑橘の取り扱い
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1.みかんをおいしく保つために
せっかく育ったみかんも、収穫の仕方が悪いと傷がついてしまい、すぐに傷んでしまいます。
特にハサミで雑に切ると、果実にダメージを与えてしまうことも…。そこで大切なのが「2度切り」という方法!
収穫のコツをしっかり押さえて、おいしいみかんを守りましょう!
2.みかんの収穫時期は?
伊藤農園では10月中旬から1月下旬にかけて、旬の美味しいみかんを収穫しています。
みかんには品種の収穫時期を表す分類があります。
1.早生(わせ)みかん
早生みかんは、最も早い時期に収穫される品種です。通常、10月~11月ごろに収穫され、
他の品種より早く市場に出回ります。
果肉が柔らかく、甘さがあり、酸味が少なくて食べやすい特徴があります。
2.中生(なかて)みかん
中生みかんは、収穫時期が早生と晩生の中間にあたります。
12月~1月に収穫され、味や甘さ、酸味のバランスが取れているのが特徴です。
家庭で食べるのにちょうどよい品種です。
3.晩生(おくて)みかん
晩生みかんは、最も遅い時期に収穫される品種で、通常は1月~2月に収穫されます。
成熟した果実は、甘さが強く、ジューシーで、食べごたえがあります。保存性も良いため、
冬の終わりに食べることが多いです。
これらの品種は収穫時期によって味や食感が異なるので、みかんを食べるタイミングによって楽しみ方が広がります。
3. 収穫の基本!「2度切り」とは?
2度切りの手順
① まずは果実から少し離して切る
最初のカットは、果実のすぐ近くではなく、少し離れた位置で切ります。
いきなりギリギリで切ると、ハサミが果実に当たり、傷がつく原因に。
これを防ぐために、まずは余裕を持たせてカットします。
② 次に果実ギリギリで切る
次に、残ったヘタを果実のすぐ近くで切ります。
ヘタが長いままだと見た目が悪くなるだけでなく、デリケートなみかんの果肉を傷つけてしまいます。
果実の端までしっかりと切り離し、果肉に余計な力を加えないようにしっかり整えましょう。
また、ヘタが長いままだとかごに入れた際に他の果実を傷つける可能性があるため、
できる限り短く切るのがコツです!
4.なぜ2度切りが必要なの?
みかんの皮は繊細で、ちょっとした傷から傷みやすくなります。
特に収穫時にハサミでついた傷は、そこから腐敗が進む原因に。
2度切りをすることで、果実を守り、鮮度を保つことができます!