みかんな豆知識

温州みかんとは?読み方から特徴、産地、選び方まで徹底解説!

「温州みかん」と書かれたみかんをスーパーで見かけたときに、どう読むのだろう、
どんなみかんなのだろう…と思ったことはありませんか?

温州みかんとはどんなみかんなのか、詳しく説明できる人は少ないのではないでしょうか。

以下で温州みかんの読み方から特徴、旬の時期など詳しく解説しますので、
ぜひ温州みかんに詳しくなってください。
温州みかんを囲んだ家族団らんの時間にうんちくを披露できると、
一目置かれる存在になれるかもしれません!



1.温州みかんとは?特徴を徹底解説!
2.温州みかんの名前の由来と歴史
3.温州みかんの産地はどこ?ランキング発表!
4.おいしい温州みかんとは?見分け方や品種の違いを紹介!
5.まとめ
6.伊藤農園での柑橘の取り扱い
7.関連記事


上記、テキストをクリックすると項目にジャンプします。

1.温州みかんとは?特徴を徹底解説!

温州みかんがどのようなみかんなのか、読み方から特徴、栄養価まで紹介します。
温州みかんがどのようなみかんなのか、読み方から特徴、栄養価まで紹介します。

読み方

温州みかんは「うんしゅうみかん」と読みます。
「おんしゅうみかん」ではありません。

他のみかんとの違い

温州みかんとは、私たちが普段「みかん」と呼んでいる馴染み深いみかんのことです。
冬の風物詩「こたつでみかん」に登場する、あのみかんです!温州みかんは、柑橘類の中で
カンキツ属みかん類に分類されています。
地域ブランドである「有田みかん」も、温州みかんに該当します。

外観の特徴

温州みかんは、他の柑橘類に比べてやや小ぶりです。Mサイズの大きさで、約6~7㎝、100~120g程度。
色は、収穫時期が遅い寒い時期になるほど、黄色から深いオレンジ色になっていきます。
オレンジやネーブルといった他の柑橘類に比べて、皮はうすく手でむきやすいのが特徴です。
じょうのう膜(内皮)もうすく、食べやすいのも特徴です。

味の特徴

温州みかんは、甘みと酸味のバランスがちょうどよいみかんです。
とはいえ、収穫期による違いはあります。早くに収穫される極早生や早生みかんは酸味が強めで、
遅くに収穫される中手みかん、晩生みかんになるほど、甘みが強くなります。

食べやすさ

手で皮を剥け、種も基本的に含まれないため、手軽に食べられます。

栄養価と健康効果

温州みかんには以下のような栄養素が豊富に含まれており、多くの健康効果が期待できます。

2.温州みかんの名前の由来と歴史

日本で馴染みの深い温州みかんのルーツを探っていきましょう。
日本で馴染みの深い温州みかんのルーツを探っていきましょう。

名前の由来

「温州みかん」という名前は、中国の浙江省(せっこうしょう)の温州地方に由来します。
柑橘類の産地として有名であった温州地方にちなみ、みかんの名称に「温州」がつけられたとされています。

日本への伝来

名称は中国に由来しますが、温州みかんは日本で生まれた品種のみかんであり、
原産地は鹿児島県の長島といわれています。
長島町は中国との交易が盛んであり、中国から伝えられた柑橘類から派生した新しい品種が、
温州みかんであるとされます。
そのため、アメリカをはじめとする海外では、温州みかんのことを「Satsuma orange」と呼ぶことがあるのです。

栽培の広がり

温州みかんは江戸時代に誕生し、明治時代から本格的に栽培されるようになりました。

3.温州みかんの産地はどこ?ランキング発表!

温州みかんの生産量の多い地域を紹介します。

温州みかんの三大産地

温州みかんの三大産地は、和歌山県、愛媛県、静岡県です。生産量は以下の通りで、
上位3県で半数以上(52%)の生産量を占めています。

栽培に適した気候条件

温州みかんの栽培には、温暖な気候が適しています。
特に、太平洋側の海に面した急な傾斜地は、日当たりと水はけがよく、みかんが育ちやすいです。
伊藤農園がある和歌山県有田には、おいしいみかんが育つ条件が揃っているのです!

4.おいしい温州みかんとは?見分け方や品種の違いを紹介!

温州みかんをおいしくいただくために、見分け方や品種の違い、旬について紹介します。
温州みかんをおいしくいただくために、見分け方や品種の違い、旬について紹介します。

見分け方

おいしい温州みかんを見分けるには、次のポイントをチェックしましょう。

・へたが小さく色が黄色いこと
・皮がうすく色が濃いこと
・はりがあり引き締まった形をしていること
・皮のつぶつぶ(油胞)がきめ細かいこと

ぜひポイントを押さえて、おいしい温州みかんを見分けられるようになってください!


品種と旬の時期

温州みかんの一般的な旬の時期は、冬です。とはいうものの出回る期間は長く、
秋のはじまりの9月頃から、遅いものは3月頃まで。
品種や栽培方法によって収穫時期が違い、以下の名称と特徴があります。

保存方法

5~10℃程度の常温で、湿度の低い環境で保存してください。
冬場は廊下や玄関先で、それ以外の季節は冷蔵庫の野菜室での保存がのぞましいでしょう。
かごなど通気性のよい入れ物に入れ、新聞紙やキッチンペーパーを敷いて保存します。
重ねるときは2段までにするのが理想です。2~3週間程度もちます。

食べきれないときの活用法

温州みかんを食べきれないときは、以下の活用方法があります。

・まるごと冷凍保存する
・外皮・内皮をむいた状態で冷凍する
・ジュースにする
・ゼリーやジャムにする

5.まとめ

いかがでしたか。温州みかんとは「うんしゅうみかん」と読み、
私たちに馴染みのあるあのみかんであることを紹介してきました。

伊藤農園がある和歌山県は温州みかんの生産量が日本最多で、秋の始まりから春の手前まで長い間、
おいしいみかんを出荷しています。
皮やヘタをチェックしたり、品種の違いを意識したりしながら、
ぜひ自分好みのおいしいみかんを見つけて食べて下さい。


6.伊藤農園での柑橘の取扱い

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