みかんな豆知識

みかんの賞味期限は保存方法で変わる!賞味期限切れは見た目で判断が必要!!

・みかんの賞味期限はおよそどれくらいか知りたい
・みかんの見た目が劣化して食べていいか判断したい

こんな悩みにお答えします。

みかんは1つずつが小ぶりなので、購入すると必ず複数個入っていますよね。
特に段ボールに入っている場合、下の方にあるみかんはがブヨブヨしていたり、
カビが生えていたり、汁が出ていたりするのはあるあるです。

通常のみかんと状態が違うと、食べていいものなのか判断に迷うかと思います。

みかんの賞味期限を知っていれば、もっと食べられるみかんなのかの判断をしやすいと思いませんか。

そこで今回はみかんの賞味期限について保存方法別で詳しく解説します。
また、食べられない見た目の特徴、長く保存するためのポイントも紹介しますので、
安全安心でみかんをおいしく食べましょう。

目次



・1.みかんの賞味期限ははっきりと決まりがない 
・2.みかんの保存方法別の賞味期限(日持ち)
・3.【賞味期限切れ】食べられないみかんの見た目の特徴
・4.皮だけしわしわのみかんはまだ食べられる?
・5.みかんの賞味期限を長くする保存のポイント
・6.伊藤農園での柑橘の取り扱い
・7.関連記事


上記、テキストをクリックすると項目にジャンプします。

1.みかんの賞味期限ははっきりと決まりがない

みかんには賞味期限の記載義務はなく、はっきりとした期限はありません。
みかんには賞味期限の記載義務はなく、はっきりとした期限はありません。

保存状況によってみかんの日持ちする日数は変化します。
そのため、いつまでおいしい状態でみかんが食べられるかは、
見た目やにおいなどの特徴で判断をする必要があります。

賞味期限がないため、みかんの賞味期限=日持ちする日数として解説していきますね!

みかんに賞味期限の記載義務がない理由

賞味期限の表示義務は、基本的に加工食品に義務付けられています。
そのため、無加工の果実である「みかん」には賞味期限の記載は必要がないのです。

ちょっとスーパーなどに売られている野菜や果物を思い出してみてください。
新鮮な野菜や果物には基本的に賞味期限が記載されていませんよね。

そして、見切り品に並ぶものは見た目が少し劣化したもの。

みかんも見た目の劣化で食べてよいか、食べないほうがよいかを判断します。


2.みかんの保存方法別の賞味期限(日持ち)

みかんの保存方法は大きく以下の3つに分けられます。

・常温保存
・冷蔵保存
・冷凍保存

それぞれの保存方法によって食べられると判断できる日数(賞味期限)が変わってきますよ。

ちなみにみかんは高温多湿は苦手な果実です。
これから紹介する賞味期限の目安は、あくまで涼しい最適な場所で正しく保存した場合になります。

保存状況が正しくないと目安より賞味期限が短くなると思ってくださいね。

常温保存の賞味期限は3週間

室内の温度が5~10℃ほどであれば、
みかんは常温保存で3週間ほど日持ちします。

みかんの常温保存は玄関や廊下などの涼しく暗い場所を選びましょう。
風通しをよくし、かごや箱の中に新聞紙を敷くとカビが生えにくくなります。

冷蔵保存の賞味期限は2週間

冷蔵保存は、冷蔵庫の野菜室で2週間ほど日持ちします。

実は常温保存より冷蔵保存のほうが賞味期限は短いんです。

なぜなら冷蔵庫内は乾燥しやすい環境のため、常温保存より水分が飛びやすいから。
おいしく食べられる期間を考えると賞味期限が短くなってしまうのです。

室内の温度が10℃以上で常温保存が難しい場合は、冷蔵保存がおすすめになります。

最近の新しい住宅に住んでいる場合は、とくにどの部屋も温かく過ごしやすい環境であることがほとんどのため、
みかんの常温保存には向いていないのでおすすめしません。

すぐにみかんを食べきれないと思ったら冷蔵保存をすると覚えておきましょう。

冷凍保存の賞味期限は1ヶ月

冷凍保存すると、みかんは1ヶ月ほど日持ちします。
(※保存状態前の状態などに影響されるため目安となります。
解凍後や冷凍庫からだしたらなるべく早めにお召上がりください。)

冷蔵保存はみかんを最も長く保存できる方法です。

みかんを軽く水洗いし水気をふき取りラップで包み冷凍用の保存袋に入れ、乾燥を防ぎながら保存しましょう。
また、皮をむいた状態で冷凍すれば凍ったままでもそのまま召し上がれるのでオススメです。

段ボールに入っているみかんが大量にある場合は、数日で食べるもの以外を早めに冷凍保存をして、
新鮮なおいしさをキープさせておくのがおすすめです。

召し上がる際は、凍ったまま食べるか
冷蔵庫などで自然解凍してから食べるといいでしょう。


3.【賞味期限切れ】食べられないみかんの見た目の特徴

冷凍保存すると、みかんは1ヶ月ほど日持ちします。

冷蔵保存はみかんを最も長く保存できる方法です。

みかんをラップで包み冷凍用の保存袋に入れ、乾燥を防ぎながら保存しましょう。

段ボールに入っているみかんが大量にある場合は、数日で食べるもの以外を早めに冷凍保存をして
新鮮なおいしさをキープさせておくのがおすすめです。

みかんに以下のような見た目やにおいの変化があれば、食べられないと判断してください。

・カビが生えている(変色)
・持つとぐにゃぐにゃでやわらかい
・汁が出て皮がドロドロしている
・ぬめりがある
・腐敗臭やみかんと違うにおいがする

また、見た目やにおいの変化がなくても、味に変化がある場合もあります。
舌がピリピリしたり、みかんの味がしなかったりした場合、賞味期限が過ぎ腐っているとすぐに判断してください。

みかんの皮に小さな傷がつくとすぐにカビが生えやすいです。
後ほど紹介する保存のポイントを参考に長くみかんを保存してみてくださいね。

カビが生えたみかんのそばにあったみかんは食べられる

カビが生えたみかんのそばにあったみかんは、見た目に問題なく食べられると判断した場合は食べて問題ありません。

しかし、1点注意事項があります。それは食べる前に皮をよく洗ってから食べること!
見えないカビの胞子が付着している可能性があるからです。
カビを見かけたら、きれいな状態の良いみかんは洗って食べてくださいね。

そしてカビは広がりやすいため、カビが生えたみかんを見つけたらすぐに処分しするのはもちろんのこと、
他のみかんにカビが広がっていないかを確認しましょう。
傷んで汁が出ていたりする場合も、安全のためすぐに処分してくださいね。

4.皮だけしわしわのみかんはまだ食べられる?

先ほど紹介した食べられないみかんの特徴はなく、みかんの皮が乾燥してしぼんでしわしわしているだけの場合は、
食べても問題になることはほとんどありません。

皮を剥いてにおいや果肉のやわらかさ、汁が出ていないかを判断して食べるようにしましょう。

ただし、皮だけでなく中の果肉も乾燥している場合は、食べないように注意してください。
なぜなら、カビの影響を受けている可能性があるからです。

1つでもおかしい・不安だと感じた場合は、食べずにすぐ処分しましょう。

5.みかんの賞味期限を長くする保存のポイント

みかんは「常温保存」「冷蔵保存」「冷凍保存」でそれぞれ賞味期限(日持ち)が違うことを紹介しましたが、
それぞれで適切な保存をした場合の目安です。
みかんの賞味期限を最大限長くするためには以下の4つの保存ポイントを押さえておきましょう。

・傷んでいる、カビかけのみかんがないかチェック
・新聞紙を使う
・保存袋を使う
・ヘタを下にする

では、詳しくポイントを紹介します。

傷んでいる、カビかけのみかんがないかチェック

みかんを購入したら、すぐに傷んでいるみかんやカビかけのみかんがないかチェックをしましょう。
傷んだり、カビが生えていたりするみかんが近くにあると他の状態が良いみかんの賞味期限が短くなるからです。

箱詰めや袋詰めをされるときに傷があるものなどは取り除かれますが、
配送中に傷がつくことがあり、傷んだりカビが生えている可能性があります。
みかんを長く保存するためにも早めに、すべてのみかんの状態をチェックしましょう。

新聞紙を使う

新聞紙はクッション代わりと乾燥防止に使用するとみかんを長く保存できます。
常温保存と冷蔵保存で以下のように新聞紙を使いましょう。

常温保存:段ボールからみかんを一度取り出してみかんを1段分並べた上に新聞紙を敷きます
その上にみかんをまた並べ、新聞紙とみかんをミルフィーユ状にすることでクッションの役割となり、
みかんの重みを分散し潰れて腐ることを防ぐことができます。

冷蔵保存:みかんが乾燥しないように新聞紙で包みましょう。
冷蔵庫内は温度・湿度共に低いため、みかんの水分が蒸発しやすく乾燥してしまうからです。
新聞紙で乾燥を防いで長くみかんを保存しましょう。

保存袋を使う

保存袋は冷蔵保存と冷凍保存で使用することでみかんを長く保存できます。

冷蔵保存:新聞紙で包んだみかんを保存袋に入れ冷蔵庫で保存することで、
さらにみかんの乾燥を防ぐことが可能です。

冷凍保存:皮を剥いたみかんをラップで包んだら保存袋に入れ冷凍庫で保存します。
冷蔵庫と同様に冷凍庫も非常に乾燥しやすいからです。
皮をむいておくと手軽に食べられるのでおすすめです。
皮ごと冷凍する場合も、乾燥防止のためラップと保存袋を使いましょう。

ヘタを下にする

保存方法に問わず、みかんのヘタを下にして置くと長く保存ができます。
ヘタの切り口から水分が蒸発するため、ヘタを下にすると乾燥を防ぐことができます。

また、雑菌が入りにくくなる効果もあるため、保存する場合はとにかくヘタを下にしてみかんを並べましょう。

5.伊藤農園での柑橘の取り扱い



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