すだちのおいしさの秘密
秋の味覚の名脇役『すだち』のおいしさの秘密について
深堀りしていきたいと思います♪
目次
・1.はじめに
・2.香り
・3.味
・4.すだちが美味しい時期
・5.路地すだちとハウス・スダチの違い
・6.すだちをよりおいしくいただくには?
・7.伊藤農園での取り扱い
・8.すだち関連記事
上記、テキストをクリックすると項目にジャンプします。
1.はじめに
『すだち』の本場 徳島では、三度の食事にほとんど毎日のように使われてるそうです。
『すだち』は、果肉は柔らかく果汁も多いが、果実を剥いては食べることは少なく、
食べる際には、果実を半分に切り搾って果汁を料理にかけたり、
果実を薄くスライスして料理に乗せたりして『すだち』のさわやかな風味を
楽しむことが一般的です。
2.香り
『すだち』の美味しさの秘密と重要な要素が香りです。
『すだち』は、香りの成分が多く深いのが特長です。
香気成分の種類が豊富で量的にも多く
「レモン」をはるかにしのぎます。
『すだち』独特のすがすがしい優雅な香りは
12種類ものモノテルペン類の複合香によります。
また、2種類のフラポン「●スダチチン●デメトキシスタチチン」が
発見されており、香気の大きな要因でおいしさの重要な要素の一つ
だと考えられます。
3.味
『すだち』は、小ぶりなばら果汁はたっぷりで
強い酸味に優しく丸みを帯びた味わいで
クセがなくレモンのような爽やかな酸味が特長です。
『すだち』は1個分で、約5gの果汁が取れます。
その中でも栄養素としてビタミンCは、レモンを上回り
一日の摂取量の約2%をとる事が可能です。
また、よく似た柑橘のかぼすと比べた場合
「香りのすだち・酸味のかぼす」と比較されるほど
味に関しては、すだちに一日の長があります。
4.すだちが美味しい時期
スダチは8月~9月頃に収穫され随時出荷され
この時期こそがスダチの最盛期、旬で
一番おいしい時期といえます。
5.路地すだちとハウス・スダチの違い
露地ものは香りや風味が強いが、ハウスものに比べると果皮が厚く固い。
収穫の最後(9月中旬以降)のものは糖度が高く酸味が弱まっている。
完熟に向かっているため、皮が黄色くなるのが早い。
長期保存向きではないため早めに消費した方がよい。
ハウスものは皮が薄く酸味がまろやかで果汁が多い。
天候に左右されないため品質が安定している。
といった特徴があります。
6.すだちをよりおいしくいただくには?
そんな『すだち』のさわやかな香りやおだかな酸味を楽しむには
香が強いので、香りの強い食材と合わせるのが定番です。
そのためさんまや松茸に添えたりと香が特長あるものと合わせることが多いです。
また、長期保存向きではないので早めの消費がオススメです。
保存方法を工夫することによって、より持たせることができます。
そんな『すだち』の保存方法を下記にご紹介♪
冷蔵保存:数個をまとめてペーパータオルで包み、ポリ袋に入れて口を閉じ
冷蔵庫の野菜室で保存します。これで1週間程度保存が可能です。
なるべくすぐに使い切る様にしましょう。
冷凍保存:洗った『すだち』を半分に切り
切り口を下にしてラップに並べ包み冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
使用時は、使う分だけ取り出して常温で5分解凍して、使用します。