美味しい『みかん』ってどんな味?
美味しい『みかん』とは、どういった味の『みかん』でしょうか?
『みかん』のおいしさは、甘味・酸味・旨味・苦味などのバランスの上に成り立っています。
その中でも糖度と酸度が重要な役割を果たしています。
『みかん』の糖度
まず、甘味を表す要素の一つ糖度について
糖度は、果汁100グラムの中に糖分が何グラム含まれているかでを表します。
例えば、糖度はイチゴ: 10、スイカ: 11、メロン: 13、温州みかん: 11~12
といったように数値によって表せます。
『みかん』は、糖度が高くなれば甘い味になります。
ところが、糖度が高ければ、おいしい『みかん』とは限りません。
糖度が高く甘いだけの『みかん』は、ぼやけた味になります。
『みかん』の酸度
次に、『みかん』の酸っぱさを表す要素の一つ酸度について
酸度は、日本では酸の成分が溶液100mL中、
何g含まれているか(%)を示すのが一般的です。これを%で表します。
(※phは酸性を表す数値で酸度と関係性はありますが、考え方が異なります。)
酸度が高い食べ物で、
レモン:4.5%,キウイ:1.1〜1.6%,みかん:約0.4〜1.0%ほど
と言われています。
『みかん』の酸味の元になっているクエン酸は、みかんを酸っぱくするということで
マイナスに見られてしまいがちですが、『みかん』を濃厚な味わいにするには必要な要素です。
ただ、酸度が強くなりすぎると酸っぱく感じてしまいます。
また糖度が高く、酸度が高い場合でも甘く感じず酸っぱく感じる場合があります。
例えば「糖度11度のみかん」と「糖度14度のレモン」であれば、
「糖度11度のみかん」の方がより甘いと感じる人が大半です。
それは、どうしてでしょうか?
『みかん』のおいしさ
私たちが『みかん』を「美味しい」「甘い」と感じるためには、糖度が高いだけでは不十分です。
コクのある甘さを感じるためには、酸味も必要なのです。
甘い『みかん』とは、糖度と酸度のバランスが取れている『みかん』のことになります。
この糖度と酸度のバランスのことを、「糖酸比(とうさんひ)」と呼びます。
みかんの平均的な糖酸比は約12〜30が多く。レモンは、約2〜5と
「糖酸比(とうさんひ)」によって果物の甘さが決定づけられてるのが分かります。
果物全体では、糖酸比41以上を甘味種、30〜40を甘酸適和種、29以下を酸味種と言うそうです。
みかんを食べる時は、甘さだけでなく、酸味が生み出すコクやうまみも意識してみると、
よりおいしく感じると思いますのでぜひお試してみてくださいね。
伊藤農園での取り扱い
伊藤農園でも生柑橘の『みかん』の取り扱いがあります。
そんな『みかん』のご注文いただいたお客様のお声の中にも
稀に酸っぱい『みかん』があったとご連絡いただく場合があります。
『みかん』のおいしさの要素の一つ
酸度とのバランスでどうしても酸っぱく感じてしまう
『みかん』が、個体差として出てしまう場合があるのです。
伊藤農園では、出来るだけそういった糖度と酸度のバランスに
気をつけておいしい『みかん』をお届けできるよう最善を尽くしいます。
そんな伊藤農園の『みかん』は、減農薬・ノーブラッシング・ノーワックスで
体に優しい『みかん』づくりを心がけております。
ぜひ、伊藤農園の『みかん』をお試し下さい。
また、みかんを使用した商品も多数ご用意しております。
ぜひチェックしてみてください。