みかんな豆知識

有田むきって何?

みかんの皮の剝き方について和歌山県有田地方では昔から地元の人が行っているみかんのむき方があります。そんな有田むきについてご紹介♪

目次


・1.はじめに
・2.有田むきの利点
・3.有田むきがイベントに
・4.伊藤農園でみかんの取り扱いについて
・5.関連記事一覧


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1.はじめに

みなさん、みかんを食べるときに皮をむきますよね。
その時どのようなむき方をしていますか?放射状に皮をむくやり方もメジャーですよね。
筆者は有田に来るまで果頂部(ヘタのない方)に指を突っ込み、クルッと1周1cm幅くらい皮をむき、残った皮をペロッとはがすという独特なむき方をしていました(笑)

有田地方では昔から地元の人が行っているみかんのむき方があります。

みかんの果頂部から外皮ごと半分に割り、さらに半分してみかんを1/4サイズにします。分けたみかんは直接口に運び、外皮からはがすように食べます。

この有田ではメジャーなむき方が定着し「有田むき」や「和歌山むき」という名前で呼ばれるようになりました。

2.有田むきの利点

有田むきの利点として外側を付けたまま割り、そのまま口に運ぶので手が汚れにくいという点があります。
有田むきが生まれたのは、一説では農家が畑の中で汚れた軍手をしたままみかんを直接触らなくても食べられたからと言われています。
また、「有田むき」という名前で浸透はしてきていますが、みかんの産地ではこのむき方をやる方が多いという話もあります。同じように生産者の方が手を汚さずに食べる方法として発見したのかもしれませんね。

3.有田むきがイベントに

2018年にはJAありだ共選協議会が「有田むき選手権」というイベントを開催しました。
有田むきをして4口で口に入れるまでの早さを競うイベントです。
だれでもInstagramを通して動画投稿が可能でした。伊藤農園のメンバーも数人チャレンジしました!
さらにはそのイベントで上位だった方たちは12月に開かれた「有田むき選手権ファイナルステージ」というイベントに出場したそうです。
ちなみにファイナルステージの正式ルールは2つの有田みかんを食べ終わるまでの早さを競い、
口の中が空になった証明として「ありだーーー」と叫ぶというルールだったそうです。
2019年にはJAありだ共選協議会が「有田むきチャレンジ」キャンペーンを開催しました。

JA和歌山県農 HPより引用(https://aridamuki.jp/)
JA和歌山県農 HPより引用(https://aridamuki.jp/)

和歌山県民だけでなく全国の方に有田むきに挑戦してもらうという企画でした。
有田むきの様子をInstagramやTwitterで「#有田むきチャレンジ」をつけて投稿し、

当選者にはみかんの木一本分のみかん(約500個)があたるというキャンペーンでした。
ある意味、有田市の文化にもなりつつある「有田むき」、県をあげて盛り上げようという気持ちが伺えます。

有田むきは本当に簡単で便利なむき方です。皆さんもみかんを食べるときに実践してみて下さいね。

4.伊藤農園でみかんの取り扱いについて