みかんづくりではどんな道具を使っているの?
みかん栽培では様々な道具を使います。
収穫する道具、切る道具、運ぶ道具などなど……。
今回は一部ではありますが、私たちが日々使っている道具をご紹介したいと思います。
まずは【収穫で使う道具】からご紹介します!
収穫したみかんを入れる籠です。肩に斜めがけして使うのが一般的なスタイルです。
有田では昔から「てぼ」と呼ばれています(由来はわかりません……)。
みかん収穫用のはさみです。刃渡り2~3cmの小さな鋏ですがとてもよく切れます。
みかんを片手で取りやすいように工夫された片手取り用はさみもあったりします。
収穫したみかんはコンテナに集めます。
コンテナにはそのみかんを収穫した農家を識別するために屋号(呼び名)が書かれています。
伊藤農園もコンテナには「船林(ふなりん)」の屋号が書かれています。
コンテナの底には緩衝材と湿度調整のために新聞紙を敷いています。
コンテナには約20kgまで入ります。
・・・結構重いです(;・∀・)
続いては、【運搬する道具】について。
有田のみかん畑はほとんどが急傾斜地にあり、みかんの入ったコンテナを運ぶのにはとても労力がいります。
そこで、山の段々畑では運搬にモノレールを使います。
1回の運搬でコンテナ10個分も運ぶことができます。力もちの頼りになる相棒です。
段差が少ない畑ではこのような台車を使って運搬します。
扱うのに意外とテクニックが必要だったりします。
倒さないようにヒヤヒヤです(汗)
お次は、【剪定の道具】についてです。
このような刃が半月型で反りのある鋏を使っています。
2.5cmくらいまでのサイズの枝を切ることができます。
使い方にはコツがあり、力任せに握力で押し付けて切るのではなく、切断する枝を押すようにして切るのがポイントです。
剪定ばさみで切ることのできない太い枝はのこぎりを使って枝を切断します。
剪定では片刃のこぎりを使います。
のこぎりの使い方のコツは無理に力を入れすぎず、刃を手前に引くときに切ることを意識するのがポイントです。
のこぎりでも切れない枝や、太い枝を沢山切りたいときはチェーンソーを使います。
小回りがききやすい小型のものを使っています。
最後に【その他の道具】についてご紹介。
農薬の散布で使用します。畑にホースを引いて散布をするよりも短時間で楽に散布することができます。
ドローンを導入したことで、10aの園地を1人で90分かかる作業が15分に短縮できました。
興味がある方はこちらの記事も読んでみてくださいね。
いかがだったでしょうか?今回紹介させていただいた道具たちはほんの一部で、まだまだ紹介できていないものもあります。
この記事で農機具について興味を持っていただけると幸いです。
これらの道具を上手に使ってこれからも美味しいみかんづくり頑張ります!!