みかんの種類

クレメンティンClementine

クレメンティン クレメンティン

目次


・1.はじめに
・2.特徴
・3.クレメンティンの名前の由来
・4.栄養成分
・5.さまざまな効果
・6.保存方法
・7.おいしい食べ方
・8.関連記事


上記、テキストをクリックすると項目にジャンプします。

1.はじめに

クレメンティンはマンダリンの一種です。
現在の主な生産地は、中国、スペイン、ブラジル、日本、トルコ、イタリア、エジプト、
イラン、モロッコ、韓国です。
その他に、アメリカ、パキスタン、メキシコ、アルゼンチン、タイ、ペルー、アルジェリア、
台湾、ネパール、モルディブでも生産されています。

クレメンティンは、なかでも主にアルジェリアと中国から広がってきたようです。

他の柑橘類と同じように、クレメンティンの旬は11月~2月の冬の季節ですが、スーパーでは一年中売られています。
日本でよく見かけるのはチリ産のクレメンティンです。国産のクレメンティンは12月~1月頃がシーズンになります。
キューティー、ダーリン、ハローなどのブランド名で売られていることもあります。

2.特徴

見た目は、小さな温州みかんのような姿をしています。重さが50~60gくらいと小さめです。
果肉は身がしまっていて果汁が多く、甘みが強くてほどよい酸味もあるのが特徴です。

クレメンティンは基本的にサイズ感が小さめですが、持ったときの重みはしっかり感じることができます。

選ぶコツは、他の柑橘類と同様、果皮にツヤと張りがあるものを選ぶことです。

皮にシワがあるものや重さが軽いものは、乾燥して果汁が抜けている可能性がありますよ。
ただおいしく食べるだけではなく、その他の活用法もあります。

その他の活用法

・干した皮は、燃えやすく焚きつけに最適です。
・ドライピールのサシェ(香り袋)を靴下や下着の引き出しに入れて、香りを楽しむことができます。
・皮は、靴の汚れ落としにも使えます。

3.クレメンティンの名前の由来

クレメンティンは1900年頃はじめてマンダリンとオレンジを掛け合わせ、
種のない皮の剥きやすい品種をつくった、
フランスの宣教師クレマン・ロディエにちなんで名づけられたと言われています。

4.栄養成分

生のクレメンティン1個(74g)で、35kcal、タンパク質0.6g、炭水化物8.9g、脂質0.1gを摂取できます。
クレメンティンのカロリーのほとんどは、少量のタンパク質と、天然の糖です。

栄養素では、オレンジとクレメンティンはとてもよく似ています。
カロリー、炭水化物、タンパク質、脂質はほぼ同じです。
食物繊維、ビタミンC、葉酸、カルシウム、カリウムなど、いくつかの栄養素については若干の違いがあるだけで、
その差はあまりありません。

クレメンティンは、ビタミンC、食物繊維、カリウム、ビタミンAの栄養素に優れている柑橘類です。
栄養価がとても高い果物と言えます。
栄養素が似ているオレンジとの違いは、クレメンティンの方がフラボノイドとルテインという
抗酸化物質が含まれていることです。
オレンジよりも数倍多く含まれています。

つまり、クレメンティンは抗酸化作用が大きいということですね。
また、飽和脂肪酸やコレステロール、ナトリウムは非常に少ないです。

可食部100gあたりの成分

カロリー
47kcal
糖質
9.1g
カリウム
177mg
食物繊維
1.7g
カルシウム
22mg
ビタミンD
0μg
脂質
0.2g
ナトリウム
0.94mg
炭水化物
12g
タンパク質
0.9g
ビタミンC
48mg
0mg

5.さまざまな効果

漢方では、クレメンティンの干した皮は気を整え、おなかの張りや消化不良、去痰(きょたん)によいとされています。

クレメンティンは不溶性の食物繊維で、がんや関節炎、肥満、冠状動脈性心疾患のリスク減少にも
役立つことがあります。

クレメンティンは小さくて皮をむきやすく、甘くて通常は種がほとんどないため、子供のおやつに最適です。
安価であるため、手に取りやすく果物の摂取量を増やすことにつながります。
幼児期から果物の摂取を促し、健康的な食生活を送ることに役立ちますよ。

クレメンティンに含まれている栄養素は、他にもさまざまな効果があります。

大きく2つに分けて、その効果をご説明します。

ビタミンC:抗酸化作用、美肌効果

クレメンティンには、ビタミン C などの抗酸化物質が豊富に含まれています。
ビタミン C は強力な抗酸化作用があり、皮膚の健康を促し、肌の健康と外観の改善に役立ちます。
肌にハリやふっくら感を与え、コラーゲンの合成を助けるために、肌には多くのビタミン C が必要になります。

つまり、食事でビタミン C を十分に摂取することで、体が十分なコラーゲンを作りだし、
肌を健康に維持し、若々しさを保つことができます。

また、ビタミン C の抗酸化作用は、炎症を軽減し、細胞の損傷を防いだり、元に戻したりするのにも役立ちます。
そのため、抗酸化物質は 2 型糖尿病、心臓病などを予防するのに役立ちます。

クレメンティンの果実は小さいですが、 ビタミンCの1 日必要量の 40% を補うことができます。
クレメンティンを数個食べることで、1日に必要なビタミンCを摂取することができ、
美肌に一歩近づくことができますね。

ビタミン C に加えて、ヘスペリジン、ナリルチン、βカロテンなどの
他の柑橘類にもある抗酸化物質も含まれています。

βカロテンは、人参のようなオレンジ色や赤色の食品に含まれています。
このβカロテンは強力な抗酸化物質です。
健康な細胞の成長と糖代謝を促進します。

さらに、クレメンティンは葉酸とチアミンも含んでいます。

これらのビタミンは、貧血の予防や健康な新陳代謝の促進など、多くの機能を有しています。

食物繊維:腸内環境を整える、コレステロールの低下、肥満予防・改善

クレメンティンには食物繊維が含まれています。
そのため、クレメンティンを食べることは食物繊維の摂取量を増やすことにも役立ちます。

小さめのサイズ感のため、簡単に1日に数個食べることができ、
食物繊維の摂取量を簡単に増やせる美味しい方法になります。

果物の食物繊維は、腸内の善玉菌のエサになります。
また、便をかさばらせて柔らかくすることで便秘を軽減します。

他にも果物の食物繊維は、コレステロール値を下げたり2 型糖尿病のリスクを下げたりすることにも
役立つと言われています。

食物繊維の摂取量が多いほど体重コントロールもできやすくなり、肥満予防・改善につながります。

6.保存方法

暖房や直射日光の当たる場所は避けて、風通しの良い冷暗所で保存します。
あまり日持ちはしないため、なるべく早く食べる方が良いでしょう。

7.おいしい食べ方

クレメンティンの1番シンプルな楽しみ方のひとつは、そのまま食べることです。
みかんのように手で皮をむいて、薄い膜ごと食べることができます。

種が少し入っていることもあるので、お子様が食べるときには注意されてください。
冷蔵せずに保存できるので、外出先でのおやつにも最適です。

その他にも、ほうれん草のサラダの上にクレメンティンを乗せる調理法もあります。
甘みが増し、さらに、ほうれん草の鉄分吸収率もアップします。

おやつ感覚で、チョコレートを溶かして、クレメンティンにつけて食べるのもおすすめです。
冷蔵庫で冷やして食べると、さらにおいしくお召し上がることができます。

他にも、クレメンティンにカシューナッツやアーモンドを組み合わせて、間食として食べるのもおいしくいただけます。
また、柑橘類は酸味と甘味のバランスが良く、魚介類や肉類ととても合います。
皮は砂糖漬けやケーキ、ビスケット、マフィン、ペストリーの味のアクセントにもなりますよ。

8.関連記事

柑橘カレンダー

CITRUS CALENDAR
  • 10
  • 11
  • 12
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • みかん みかん
    食べごろ:10月中旬~1月下旬
  • 不知火(しらぬい) 不知火(しらぬい)
    きよみとポンカンの交配種。糖度が高くバランスのとれた味わいが人気の高級柑橘です。
    食べごろ:2月中旬~ 5月下旬
  • バレンシア バレンシア
    国産は珍しく収穫まで時間と手間のかかる柑橘。 ジューシーで香り・甘味ともに抜群です。
    食べごろ:6月中旬~ 8月中旬
  • 日向夏 日向夏
    食べごろ:4月~5月
  • はっさく はっさく
    果汁や香りは少なめですが柑橘には珍しい独特のサクサク感とさっぱりとした酸味が魅力。
    食べごろ:1月中旬~4月下旬
  • 木なりはっさく 木なりはっさく
    食べごろ:1月中旬~3月下旬
  • すだち すだち
    食べごろ:8月~10月上旬
  • きよみ きよみ
    きれいなオレンジ色で甘さとみずみずしさが人気。早生温州とトロビタオレンジの交配種。
    食べごろ:2月~4月中旬
  • サマーきよみ サマーきよみ
    人気柑橘きよみにさわやかさが増したかんきつです。
    食べごろ:3月~5月中旬
  • 甘夏 甘夏
    酸味が早くぬけるので夏みかんより甘味が強く、 さっぱり感と甘酸っぱさが楽しめます。
    食べごろ:2月~6月下旬
  • 夏みかん 夏みかん
    酸っぱい昔ながらの柑橘。夏に味わえる貴重なみかんと言われ、爽やかさが大きな魅力。
    食べごろ:5月~7月中旬
  • せとか せとか
    果汁たっぷりで甘みが強く、濃厚な味わい。 皮が薄く、袋ごと食べられます。
    食べごろ:4月下旬 ~ 5月下旬
  • カラマンダリン カラマンダリン
    栽培量が少ない柑橘。味は濃厚。皮は手で簡単に剥け、袋ごと食べることができます。
    食べごろ:4月下旬 ~ 5月下旬
  • セミノール セミノール
    風味と香りが高いうえに甘くてジューシー。 皮はなめらかでやわらかいのが特徴です。
    食べごろ:4月~ 5月中旬
  • 南津海 南津海
    カラマンダリンとポンカンの交配種。甘味が凝縮。みかんの様に手でむくことができます。
    食べごろ:4月~ 5月中旬
  • ネーブル ネーブル
    果実の上部中央がへそ形に盛り上がっているのが特徴。甘いうえに香り高くジューシー。 2月~ 3月下旬
    食べごろ:2月~ 3月下旬
  • じゃばら じゃばら
    食べごろ:1月~12月
  • レモン レモン
    お料理やジュース、砂糖漬けしておやつにも。 苦みが少ないのでいろんな用途で大活躍です。
    食べごろ:11月~4月下旬
  • ポンカン ポンカン
    何と言っても清々しい香りが魅力。 種は多いものの爽やかな風味と甘味は抜群です。
    食べごろ:1月下旬~ 3月中旬
  • 三宝柑 三宝柑
    食べごろ:3月~5月中旬
  • いよかん いよかん
    濃く鮮やかなオレンジ色で香りもよくジューシー。じょうのう(果実の皮)もむきやすい。
    食べごろ:1月中旬~ 3月中旬
  • かぼす かぼす
    フレッシュな香りと爽やかな酸味が料理にピッタリ!
    食べごろ:8~12月
  • はるみ はるみ
    きよみとポンカンの交配種。やわらかな皮で酸味が少なく温州みかんに似ています。
    食べごろ:2月~ 4月中旬
  • ゆず ゆず
    食べごろ:11月~1月
  • 津の望 津の望
    食べごろ:1月~2月中旬
  • ライム ライム
    さわやかな香りで料理を華やかしてくれるライム♪
    食べごろ:9月中旬~12月
  • フィンガーライム フィンガーライム
    食べごろ:8月中旬~11月下旬
  • 愛媛果試28号(紅まどんな) 愛媛果試28号(紅まどんな)
    愛媛県生まれの新品種!
    食べごろ:11月下旬~1月上旬
  • グレープフルーツ グレープフルーツ
    世界中で愛される人気の柑橘!
    食べごろ:4月中旬~6月 輸入品は年中
  • 甘平 甘平
    食べごろ:11月~1月上旬
  • あすみ あすみ
    食べごろ:1月下旬~2月上旬
  • 木酢(きず) 木酢(きず)
    食べごろ:9~12月
  • へべす へべす
    食べごろ:8~10月
  • クレメンティン クレメンティン
    食べごろ:12月~1月頃
  • みかん みかん
    食べごろ:
    10月中旬~1月下旬
  • 不知火(しらぬい) 不知火(しらぬい)
    きよみとポンカンの交配種。糖度が高くバランスのとれた味わいが人気の高級柑橘です。
    食べごろ:
    2月中旬~ 5月下旬
  • バレンシア バレンシア
    国産は珍しく収穫まで時間と手間のかかる柑橘。 ジューシーで香り・甘味ともに抜群です。
    食べごろ:
    6月中旬~ 8月中旬
  • 日向夏 日向夏
    食べごろ:
    4月~5月
  • はっさく はっさく
    果汁や香りは少なめですが柑橘には珍しい独特のサクサク感とさっぱりとした酸味が魅力。
    食べごろ:
    1月中旬~4月下旬
  • 木なりはっさく 木なりはっさく
    食べごろ:
    1月中旬~3月下旬
  • すだち すだち
    食べごろ:
    8月~10月上旬
  • きよみ きよみ
    きれいなオレンジ色で甘さとみずみずしさが人気。早生温州とトロビタオレンジの交配種。
    食べごろ:
    2月~4月中旬
  • サマーきよみ サマーきよみ
    人気柑橘きよみにさわやかさが増したかんきつです。
    食べごろ:
    3月~5月中旬
  • 甘夏 甘夏
    酸味が早くぬけるので夏みかんより甘味が強く、 さっぱり感と甘酸っぱさが楽しめます。
    食べごろ:
    2月~6月下旬
  • 夏みかん 夏みかん
    酸っぱい昔ながらの柑橘。夏に味わえる貴重なみかんと言われ、爽やかさが大きな魅力。
    食べごろ:
    5月~7月中旬
  • せとか せとか
    果汁たっぷりで甘みが強く、濃厚な味わい。 皮が薄く、袋ごと食べられます。
    食べごろ:
    4月下旬 ~ 5月下旬
  • カラマンダリン カラマンダリン
    栽培量が少ない柑橘。味は濃厚。皮は手で簡単に剥け、袋ごと食べることができます。
    食べごろ:
    4月下旬 ~ 5月下旬
  • セミノール セミノール
    風味と香りが高いうえに甘くてジューシー。 皮はなめらかでやわらかいのが特徴です。
    食べごろ:
    4月~ 5月中旬
  • 南津海 南津海
    カラマンダリンとポンカンの交配種。甘味が凝縮。みかんの様に手でむくことができます。
    食べごろ:
    4月~ 5月中旬
  • ネーブル ネーブル
    果実の上部中央がへそ形に盛り上がっているのが特徴。甘いうえに香り高くジューシー。 2月~ 3月下旬
    食べごろ:
    2月~ 3月下旬
  • じゃばら じゃばら
    食べごろ:
    1月~ 12月
  • レモン レモン
    お料理やジュース、砂糖漬けしておやつにも。 苦みが少ないのでいろんな用途で大活躍です。
    食べごろ:
    11月~4月下旬
  • ポンカン ポンカン
    何と言っても清々しい香りが魅力。 種は多いものの爽やかな風味と甘味は抜群です。
    食べごろ:
    1月下旬~ 3月中旬
  • 三宝柑 三宝柑
    食べごろ:
    3月~5月中旬
  • いよかん いよかん
    濃く鮮やかなオレンジ色で香りもよくジューシー。じょうのう(果実の皮)もむきやすい。
    食べごろ:
    1月中旬~ 3月中旬
  • かぼす かぼす
    フレッシュな香りと爽やかな酸味が料理にピッタリ!
    食べごろ:
    8~12月
  • はるみ はるみ
    きよみとポンカンの交配種。やわらかな皮で酸味が少なく温州みかんに似ています。
    食べごろ:
    2月~ 4月中旬
  • ゆず ゆず
    食べごろ:
    11月~1月
  • 津の望 津の望
    食べごろ:
    1月~2月中旬
  • ライム ライム
    さわやかな香りで料理を華やかしてくれるライム♪
    食べごろ:
    9月中旬~12月
  • フィンガーライム フィンガーライム
    食べごろ:
    8月中旬~11月下旬
  • 愛媛果試28号(紅まどんな) 愛媛果試28号(紅まどんな)
    愛媛県生まれの新品種!
    食べごろ:
    11月下旬~1月上旬
  • グレープフルーツ グレープフルーツ
    世界中で愛される人気の柑橘!
    食べごろ:
    4月中旬~6月 輸入品は年中
  • 甘平 甘平
    食べごろ:
    11月~1月上旬
  • あすみ あすみ
    食べごろ:
    1月下旬~2月上旬
  • 木酢(きず) 木酢(きず)
    食べごろ:
    9~12月
  • へべす へべす
    食べごろ:
    8~10月
  • クレメンティン クレメンティン
    食べごろ:
    12月~1月頃
もっと見る