みかんな豆知識

なんて読むでしょう。中生みかん

みかんの定番といえば中生みかん?
みかんの定番といえば中生みかん?

皆さんみかんといえば何月のイメージですか。
12月と思われる方も多いのではないでしょうか。
実はみかんは品種によっては9月から収穫ができるんですが、12月頃から収穫できるみかんを一般的に中生(なかて)みかんといいます。
中生みかんは甘みが強くなってきて、みかんは12月というイメージにぴったりのみかんです。そのため中生みかんは普通みかんとも言われています。

甘みが増して食べやすい味わいに
甘みが増して食べやすい味わいに

みかんは収穫時期によって主に4つに分類されます。
極早生(ごくわせ)みかん、早生(わせ)みかん、中生(なかて)みかん、晩生(おくて)みかんです。極早生から晩生に向かうにつれて甘みが強くなり皮も厚くなります。
そのため中生みかんは甘みが強く食べやすく人気の品種になっています。

一口に中生みかんといっても「向山温州」「きゅうき温州」「石地温州」「ニュー則村」「川田温州」「林温州」など様々な種類があります。
この6種類以外にもまだまだ中生みかんの種類はあります。
ですが、上の6種類は全て伊藤農園でも栽培している品種になります。
この中でも「石地温州」と「きゅうき温州」について詳しく見ていきましょう。

生産難易度は★5つ?石地温州
生産難易度は★5つ?石地温州

石地温州の特徴はこの丸みを帯びた形です。
他の中生みかんは扁平な形をしているものが多いのですが、石地温州は綺麗な丸型をしています。
見た目は丸いんですが、中々尖った性格をしている曲者みかん。
そんな曲者みかんを育てている生産者の感想がこちら。

「育てるのは難しいけど、甘みが強くてうまい!!!」
だそうです。
ただ、育てるのは本当に大変だそうです。
まず、実のなる数が少ないという特徴があります。石地温州は自分が大きくなるためにエネルギーはつかうのですが、その反面あまり実をつけるためにエネルギーが使えません。
そのためあまり実がなりにくいのだそうです。
よく木が育つため、枝がびよーんとのびるため折れやすく、剪定も難しいそうです。
それでもこだわって作るのは何よりも味が甘くておいしいから。
生産者の腕が試されるみかんなんですね。

きゅうき温州は2014年に品種登録されたばかりの新しい中生みかんの品種です。
きゅうき温州の特徴は12月頃に収穫される中生みかんながら、早生みかんのような特徴を持った品種です。
早生みかんのような特徴ということは、、、上で書いた通りですね!
皮がほかの中生みかんより薄くて食べやすく、早生みかんのように適度に酸味も感じられる味わい。
それでいて糖度は13度に達するものもあるいいとこどり品種です。
伊藤農園でもこのみかんが取れる!!と言いたいところですが、実は伊藤農園ではまだ苗木の状態。
品種の歴史がまだ浅いため伊藤農園でもまだ育て始めたばかりです。
しかし、近いうちに実がなる予定ですので、皆様の元にも近いうちにお届けできそうです。

いかがだったでしょうか。
極早生~晩生まででなんと4~5ヶ月も旬のみかんを楽しめます。
中生みかんは12月のみかんでみかんの王道(?)です。
是非食べてほしいです!(投稿したのは1月ですけどね)

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